7月 1, 2008 : mantsum2000
日銀が1日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業・製造業が前回の3月調査比6ポイント下落のプラス5と03年9月調査(プラス1)以来、4年9カ月ぶりの低水準に落ち込んだ。DIの悪化は07年12月調査から3期連続。原油・原材料価格の高騰や、米景気の停滞で企業収益が圧迫されていることを反映、国内景気の減速がさらに鮮明になった。
3期連続の悪化は、不良債権問題や米同時多発テロで景気後退が深刻化していた01年3~12月調査の4期連続以来。大企業・非製造業のDIも2ポイント下落のプラス10と4期連続で悪化した。経営体力の弱い中小企業は、製造業のDIが4ポイント下落のマイナス10、非製造業が5ポイント下落のマイナス20と、大企業を大きく下回った。
3カ月先の9月までの先行き判断も、大企業・製造業が6月調査比1ポイント下落のプラス4、大企業・非製造業は2ポイント下落のプラス8と悪化を見込んでいる。
6月調査を業種別に見ると、大企業・製造業は、造船・重機等が3月調査比22ポイント下落のプラス17、鉄鋼も19ポイント下落のマイナス6、自動車も18ポイント下落のプラス15と急落した。原材料価格の高騰や主力の米国市場での不振が響いたとみられる。
販売価格判断(「価格が上昇した」から「下落した」を引いた数値)は、製造業で3月調査比7ポイント上昇のプラス10と80年以来の高水準で物価上昇圧力の強まりをうかがわせた。仕入価格判断は、製造業で3月調査比9ポイント上昇の59と80年以来の高水準。販売価格判断を大きく上回り、販売価格に転嫁しきれていない実態が浮かんだ。
08年度の設備投資計画は、大企業・製造業で前年度比6.7%増だった。03年度以降は2けた台の増加率が続いていたが、景況感悪化に伴い、慎重な姿勢に転じた。【大場伸也】
▽日銀短観 日銀が企業の景況感などを探るため、四半期(3、6、9、12月)ごとに実施するアンケート。対象企業が幅広く、調査の翌月には結果が公表されるため、足元の景気動向を示す重要な指標とされる。業況判断指数(DI)は、景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値。数字が低いほど景況感が悪いことを示す。6月調査は5月28日~6月30日に1万579社に実施、回答率は98.9%だった。
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6月 16, 2008 : mantsum2000
大手商社「丸紅」との共同事業を装い、架空の病院再生事業への投資名目で米大手証券から約98億円をだまし取ったとして、警視庁は15日、医療コンサルタント会社「アスクレピオス」(東京都、破産)元社長の斎藤栄功(しげのり)(46)、同社の元親会社社長で、丸紅元担当課長の山中譲(34)、丸紅元嘱託社員の山浦伸吾(35)ら4容疑者を詐欺容疑などで逮捕した。
4人は今春までの約2年間に法人や個人投資家から総額1080億円の資金を集め、このうち約500億円が回収不能になっており、同庁は余罪を追及する。
発表によると、4人は昨年10月、米大手証券リーマン・ブラザーズに対し、丸紅が出資金を保証するという丸紅名義の虚偽の社内文書を示し、病院再生事業への投資名目で、約98億円をだまし取った疑い。
今年2月に106億円を償還する契約だったが、償還できず発覚した。4人は集めた資金を投資家への償還に回す自転車操業を繰り返していた。丸紅嘱託社員だった山浦容疑者は、丸紅本社内で行われた商談に同席していたといい、今年3月に懲戒解雇されている。
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